Resveratrol Oligomer

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 resveratrolはブドウや赤ワイン、その他様々な植物に含まれるポリフェノールで、抗酸化機能を持つフィトアレキシンです。そのため、フレンチパラドックスに関与すると考えられています。 それに対し、我々はresveratrolがPPARα、γの活性化剤であること、さらにPPARαKOマウスを用いた実験から、resveratrolの投与がPPARαの活性化を介して脳の保護効果を持つことを見出しました。したがって、resveratrolが抗酸化活性以外にも、PPARの活性化を介して生活習慣病予防に関わっているのではと考えて、研究を進めています。一方、このresveratrolの多量体についても、様々な機能が報告されています。 ε-viniferinは、resveratrolの二量体で、resveratrolより強力なフィトアレキシンとして知られており、同様にワインにも含まれています。 vaticanol Cはresveratrolの四量体で、ヒトの大腸癌細胞における、抗腫瘍効果が報告されています。Vaticanol Cと同様なresveratrol四量体は、ワインにも含まれています。

用語解説


* 参照元 未記載の場合は生化学辞典 第2版 [東京化学同人]から参照

フレンチパラドックス


 → 詳しくは「フレンチパラドックス」に記載