ひとりごと 15 ハグロトンボ[H25.7.17 更新]

多忙のため、滞っていました。反省。ちょうど今頃、大学の中庭にハグロトンボが毎年やってきます。私の理解では、ハグロトンボは水のきれいな渓流で見かけるのですが、なぜ、奈良女にと思いました。Wikipediaで調べて見ると、以下のような記述がありました。「成虫は5~10月頃まで見られ、とくに7~8月に多い。主に平地から低山地のヨシなどの挺水植物や、エビモ、バイカモなどの沈水植物などが茂る緩やかな流れに生息する。幼虫は、おもに夜半から早朝にかけて、挺水植物などに定位して6~7月頃に羽化する。羽化後の若い個体は薄暗いところを好み、水域から離れて林の中で生活するが、成熟すると再び水域に戻り、明るい水辺の石や植物などに止まり縄張りを張る。交尾後、雌は水面近くの水中植物に産卵する。」どうも奈良女にいるのは、“羽化後の若い個体で、水域から離れて林の中で生活している”と考えられました。ただ近くには佐保川が流れていますが、そこでハグロトンボをみかけることはありません。どこかもっと遠くのきれいな水辺にすんでいるのでしょうか?そういえば、大仏殿裏の大仏池には、ゲンジボタルも生息しています。奈良はけっこう、自然が残っていると思います。一方で、大学にはいつも鹿が入ってきて、農作物に被害が出ます。温室で育てているミラクリンなども、鹿の被害に会わないように柵をしています。

ハグロトンボが今年もやってきた①ハグロトンボが今年もやってきた②マンゴの実がなりました。鹿に狙われている温室